.

私が受験生だったのは、かれこれ20年近く前のこと。 高校生だった私は友達と図書館へ行ったり、予備校を掛け持ちしたりしていた。 ただ、友達は推薦で決まった子もいて、私はかなり焦っていた。 父や母は、とくに何も言わないでいてくれたけれど 随分心配していてくれてたそうだ。 私に内緒で、予備校の先生と話したりしていたらしい。 後から聞いて驚いた。 大手予備校とは別に、個人の先生にもお世話になった。 その方は国大出身の主婦の先生で、先生宅で教えてもらっていた。 先生は出産もはさんで、勉強を教えてくれた。 女優のように綺麗な人で、とても落ち着いて知的な人だった。 かわいらしさもあった。英語の発音もきれいだった。 何より、教え方が上手で、憧れの人だった。 赤ちゃんもいて、楽しい時間だった。 やさしいけれど、宿題はたっぷり出された。 自宅では、冬はよくコタツで勉強していた。 自分の部屋の机よりも、コタツの温かみが安心したのかも知れない。 自分は7校受けて、6校に合格した。 何かに向けて突き進むということは、大人になると少ない。 受験というのは、一つの「頑張ることの修行」なのかと思う。 貴重な体験でした。

Copyright (c) 2000 www.terasupito.com All Rights Reserved.